私の手作りホームページです。地味で申し訳ありませんがどうか楽しんでご覧頂ければ幸いです。・・・笑 平成26年からは業務履歴を除き新事例紹介は新HPにて公開させて頂きます。 新ホームページはhttp://www.ku-so-sha.comへ。更にスマホ用HPはhttp://www.ku-so-sha.com/sp1へ。創業時の当該HPと合わせてお楽しみ下さい。(どちらも私の手作りです) 日々の更新はブログhttp://ku-so-sha.net まで。(少しずつの更新ですが…。)
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小さな事務所ですが、ゆえに、こまやかな配慮、創意工夫が信条です。心のこもった家創りで対応させて頂きます。
匠による設計・監理、高い性能と品質、細部にわたる配慮と気遣い、そして様々な工夫、アイディアによる家創りを実践できる設計事務所です。 |
確かな構造とは・・・
5. 構造設計・構造計算は設計の基本です。
構造計算は外注によるのが、ほぼ現状です。デザイン系事務所や工務店等の場合は構造設計(構造図)ですら外注とするのが一般的です。 更に構造計算(計算書)というと、この分野は高度なので外注が言わば、当たり前となっているのです。 まずは、当たり前ですが、構造上の検証がされていないものは、何を言わずとも危険でないとはいえません。 建築物は不静定構造物といって一部の構造が崩壊してもすぐに全体が壊れてしまうわけではありません。 しかし構造力学上の検証が行われていない建築物は非常に危険です。 これは表には見えない危険を内包しているということになります。 地震などが起きたときにはじめて分っても、もう遅いと言うことになりますね。
更に現状当たり前になっていますが、上記で触れましたが、構造図でさえ外注とすることに更なるリスクを感じざるを得ません。 構造支持点をピンとして計算し、全柱一本一本が荷重を支持する木造構造については、 一部の主柱のみが支持する基本的構造が変化しないラーメン構造とよばれる重量鉄骨造とは違います。 つまり木造の場合は平面図などの変更に伴い、その都度、力の流れ方も変化し計算も変わってしまいます。 従って重量鉄骨造やRCなどの剛接構造を除き、ピン=回転端・木造の場合は意匠図から構造図までの設計 を一貫して行う必要が本当はあるのです。
それはなぜでしょうか、 一般に木造の場合は些細な間取りの変更にも構造自体が変化する為、都度、構造図の変更が必要です。 しかし外注の場合は、その都度の変更は、追加費用など設計側の諸事の理由から訂正することは、かなり稀少となります。 その為、意匠と構造が不整合となるケースが多く、その場合は構造計算そのものが不成立ということになってしまいます。 意匠図の変更は構造計算に、構造計算の結果 は構造・意匠図に、 双方向にその都度、その場で、それぞれに結果を正しく反映させなければ何の意味もないということになります。 私は構造計算は責任を持って自身で計算し、その都度双方向に訂正を行います。 意匠やデザインが先行して、肝心な構造設計に欠損や不整合が生じないよう細心の注意を払っています。 意匠設計だけで、構造計算の基本がわからず結局は勘で作っている・・・などということを耳にする事があります。、 設計に必要な分野には、この他にも音の性質、温熱、光環境などの環境工学の基本的な知識が必要です。 お仕事として報酬を頂く以上、確かな家造りの為に、私たちには、きちんとした根拠と説明が必要ですね。
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